結婚祝いに胡蝶蘭を頂いた際のお返し&胡蝶蘭を贈る時のマナー
このページは、結婚祝いの祝儀やお祝いの品、胡蝶蘭などを贈ってもらった場合のお返し(内祝い)のマナーや、逆に胡蝶蘭を結婚祝いで贈る際のマナーについての記事です。
また、結婚祝いに贈る胡蝶蘭の値段相場や、なぜ結婚祝いに胡蝶蘭が喜ばれるのか、その理由について分かりやすく解説していきます。
贈られた側のお返しのマナーはもちろん、贈る側のマナーについてもまとめていますので、結婚祝いで胡蝶蘭を貰った方や胡蝶蘭を贈る予定のある方、その両方のお役に立てる内容です。
※目次を開くと読みたい項目から確認出来ます。
結婚祝のお返し 内祝いのマナー
結婚報告をした相手や結婚を知った人から頂く「結婚祝い」は、祝儀として現金で渡す人もいれば、お祝いの品を送ってくれる人もいます。お祝いを頂いた後にはお返しをするのが一般的なマナーで、結婚祝いの場合は「内祝い」といった呼び名でお返しをするのが礼儀です。
胡蝶蘭は「幸せを運んでくる」という結婚祝いにピッタリな花言葉を持っているため、お祝いの品に胡蝶蘭を選ぶ人が増えました。ここでは、お祝金やお祝いの品に胡蝶蘭を頂いた後、お返し(内祝い)を贈るタイミングや金額の相場についてご紹介します。
1、お返し(内祝い)の一般的な相場は頂いたお祝いの半額程度
内祝いの一般的な相場は、貰った祝儀やお祝いの品の3分の1〜半額程度。ただ、お祝いの品物の場合、相手に金額を聞くのも失礼なのでネットで金額を調べるなどすると良いでしょう。胡蝶蘭については一般的な相場感を後述します。
内祝いの品は、カタログギフトや商品券などネットなどでも見つけるのは簡単です。「内祝い」や「結婚祝い お返し」で検索してみるとたくさん出てきます。
高額な結婚祝に半額のお返しは失礼?
例えば5万円以上とか、ご祝儀や祝いの品が高額な場合、内祝い(お返し)で半額返しをすると失礼に当たることがあります。高額なお祝いを頂いたからといって無理に高価なお返しをする必要はありません。基本的に目上の人が高額なお祝いは、半額のお返しを前提としていないからです。
無理して高額な内祝い(お返し)をすると「あなたの施しは必要ない」といった意味合いに受け取られかねません。仕事場の重役や親族など、目上の人からの高額なお祝いを頂いた場合は3千円〜5千円程度のお返しにとどめておいた方が逆に良いということです。
2、お返しをするタイミングはいつ頃まで?
結婚祝いを頂いたら出来るだけ早くお返ししてお礼の気持ちを表すのがマナーです。相手が忘れた頃にお返しするのだけは避けるようにして下さい。結婚式の準備や新居の手配事など忙しい時期でもありますが、どんなに遅くても結婚祝いを貰ってお返しするまで1ヶ月を過ぎないように気を付けましょう。
出来れば手渡しで感謝を伝える
内祝い(お返し)は、出来れば手渡しで感謝を伝えるのが一番良いですが、お相手が遠方だったり数が多すぎて全て訪問できない事もあるのでその場合はお礼のメッセージや手紙を添えて内祝い(お返し)するようにします。
結婚祝いに限った話ではないですが、内祝い(お返し)にはメッセージや手紙を添えるのがポイントで必ず添えるようにして下さい。受け取った側も感謝の言葉が添えられているほうが嬉しいのは、言うまでもありませんね。
お返し(内祝い)が不要な3つのケース
結婚祝いとして胡蝶蘭やご祝儀を頂いたとしても、お返しをしなくても良いケースがあります。次は、結婚祝いのお返しをしなくて良い代表的な3つのケースです。
1、結婚式や披露宴に出席してくれた場合
結婚式や披露宴に出席してくれた場合、引き出物や振る舞いの料理などがお返しに当たるため、別途お返しの必要はありません。仮に、出席してくれた人がご祝儀とは別に胡蝶蘭やその他のお花を贈ってくれていたとしても同じです。どうしても別途お礼がしたい場合は、後日お礼状を贈ると良いでしょう。
2、勤め先の福利厚生で結婚祝いを頂いた場合
お勤めされている会社の福利厚生制度で結婚祝いを頂くケースがあるようですが、この場合もお返しは不要です。
3、頂いたお祝いが少額だった場合
貰ったご祝儀やお祝いの品が少額だった場合、お返しはさらにその半額程度になるわけですが、さすがに選ぶものが限られます。また、少額の半分のものを贈るのはあまり好ましくありません。
例えば、式場に贈られる大倫の胡蝶蘭は、高さが1m近くになり大きいので値段も数万円しますが、自宅の部屋に於いても邪魔にならないミディやミニサイズの胡蝶蘭はネットなら5,000円程度で販売されています。
こういったケースでは内祝いとしてお返しするのではなく、お礼の連絡やお礼状を贈るなどで構いませんし、気になるようでしたら出掛けた際のお土産を贈るのも良いでしょう。
お返し(内祝い)|まとめ
お返し(内祝い)のマナーや一般的な仕きたりについてお伝えしてきましたが。内祝いの一般的な値段の相場や贈るタイミング、内祝い(お返し)が不要なケースなど、結婚祝いを頂いた後のお返しについて概ねご理解いただけたと思います。
結婚祝いを頂いた場合、基本的にはお返しをするのが礼儀ですが、必ずマナーに乗っ取ったお返しをするようにしましょう。
結婚祝いに胡蝶蘭を贈る時の贈り方やマナー
お返しのマナーの次は、幸せを運んでくるという花言葉が結婚祝いにピッタリな胡蝶蘭の贈り方やマナーについて解説していきます。結婚祝いに胡蝶蘭を贈る場合に注意するポイントや贈り方についての一般常識です。
胡蝶蘭を贈る時期について
新郎新婦の自宅に結婚祝いの胡蝶蘭を贈る場合は、結婚式の2か月前から1週間前くらいまでの間に届くよう手配すると良いでしょう。また、大安や先勝といった吉日を選ぶのが望ましいとされています。
挙式や披露宴に招待されていないケースでは、相手方に気を使わせることの無いよう、式当日か数日経過して届くようにしたほうが良いでしょう。
このとき、気を付けないといけないのが、結婚式を終えた新郎新婦はそのまま新婚旅行に出発して不在になる事も多いので、出来ればスケジュールを確認してください。
結婚祝いの胡蝶蘭を式場に贈る場合は、式が始まる前に届くよう手配しましょう。式場に確認すれば適切な時間帯やスペースなども教えてくれるので、ここは必ず確かめて下さい。
茎の本数は奇数にする
結婚祝いの胡蝶蘭を選ぶ時の単位として「●本立」という茎の本数を表すものがあります。ご祝儀を包む場合にも同じことが言えますが、結婚祝いでは「別れる」「割れる」といった意味合いにとれる偶数はタブーとされています。
数字の偶数はマナー違反になりますので、胡蝶蘭を選ぶ場合は3本立・5本立・7本立といった奇数を選んで贈るようにしましょう。
結婚祝いに贈る胡蝶蘭を選ぶならこちら⇒胡蝶蘭 ネット通販 おすすめ
立札やメッセージカードを付ける
また、結婚祝いに贈る胡蝶蘭には、立札かメッセージカードを付けるのもマナーになります。
立札の書き方
立札には木札と紙札があり、取引先に贈る場合などは木札を選んだほうが高級感が出るので良いでしょう。立札の書き方ですが、「寿」「御結婚祝」「御祝」「祝結婚」「御慶」といった言葉と共に贈り主名を分かりやすく入れるようにします。
メッセージカードの書き方
友人や知人といった法人関係でのお祝いでなければ、メッセージカードでオリジナルな文章を添えると温かな気持ちになってもらえるでしょう。
「結婚おめでとう、お二人の「大切」がもっともっと増えますように!」
「ご結婚おめでとうございます!お二人のご多幸を心からお祈り申し上げます。お二人らしく笑顔の絶えない家庭を築いて下さい。」
オリジナルなメッセージは、贈り主の人間味が滲み出てきやすいので、贈られた新郎新婦の心に響きやすいといったメリットがあります。
ただ、忌み言葉や重ね言葉など、結婚祝いには相応しくないとされる言葉がありますので、その点だけは注意してメッセージを考えましょう。
使ってはいけない忌み言葉
離れる/別れる/切る/割れる/嫌う/衰える/飽きる/終わる/おしまい/閉宴/欠ける/壊れる/破る/裂ける/出る/失う/逃げる/戻る/帰る/返す/絶える/消える/去る/遠のく/流れる/悲しむ/色あせる/冷える/変わる/移る/薄い/浅い/滅びる 等
避けたほうが良い重ね言葉
再度/再び/いよいよ/わざわざ/またまた/返す返す/再三/たびたび/しばしば/ますます/くれぐれ/重ね重ね/重々/重ねて/次々/相次いで/繰り返し/いろいろ 等
結婚祝いにはどんな胡蝶蘭を選ぶ?
結婚式や披露宴会場に送るなら、立派な大倫の3本立以上が良いでしょう。こじんまりした身内だけのものであれば、ミディサイズの3本立なども素敵ですが、通常であれば他の人から贈られた胡蝶蘭やお花が並ぶので、あまり小さいとみずぼらしく感じてしまいます。
また、上記でも触れたように「別れる」「割れる」という意味合いに取ることが出来る偶数は避けましょう。大倫胡蝶蘭の3本立以上となれば、少し高価になりますが、5本立やラッキー7で縁起の良い7本立なんかもおすすめです。
もっと詳しい選び方については、「胡蝶蘭 結婚祝」という記事をご覧ください。
結婚祝いに贈る胡蝶蘭の色
胡蝶蘭には様々な色の種類がありますが、結婚祝いで贈られる一番の人気色は「白」になります。清純という花言葉を持つ白い胡蝶蘭は、どのようなシーンにも合う万能色で、結婚祝いとしても高い人気を誇っています。
他にも、あなたを愛しますという花言葉のピンク・赤の胡蝶蘭や、おめでたいイメージが演出できる紅白リップも人気。あと、少し値段は上がりますが「御祝」「寿」などの文字を装飾できる化粧欄、愛や尊敬という花言葉を持つ青い胡蝶蘭など、他とは少し違った胡蝶蘭で強く印象づけるというのもおすすめです。
※参考:化粧欄や花に金箔をあしらった金箔欄などをはじめ、希少色にも強い「胡蝶蘭専門店 ギフトフラワー」なら、こういった他と違う胡蝶蘭をオーダーすることが出来ます。
胡蝶蘭には「幸せを運んでくる」「純粋な愛」という共通の花言葉があるので、基本的には何色を選んでも良いですが、新郎新婦の好みやその時のシチュエーションに合わせてチョイスすると良いでしょう。
花言葉については「胡蝶蘭 花言葉」で詳しく解説しています。
結婚祝いに贈る胡蝶蘭の値段の相場
結婚祝いに贈る胡蝶蘭の相場は、家族や親類であれば胡蝶蘭の値段は、5千円から2万円程度までが一般的な相場で、知人や友人の場合は、1万円から3万円程度が相場となっています。
あくまでも参考ではありますが、この範囲内であればそれなりに恥ずかしくない胡蝶蘭を探すことが出来るでしょう。胡蝶蘭の値段や相場についてもっと調べたい場合は、こちらをご覧になってみて下さい。
品質が良く相場よりも安い胡蝶蘭をお探しであれば、こちらの「胡蝶蘭のおすすめ通販」に比較しやすいようにまとめています。
なぜ胡蝶蘭は結婚祝いで喜ばれるの?
おめでたいシーンやお祝いのシーンでよく見かける胡蝶蘭ですが、結婚祝いに贈る花として人気が高いのは、悪い意味の無い素敵な花言葉や見た目、花持ちの良さやお手入れの簡単さなどが挙げられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
胡蝶蘭の持つ素敵な花言葉
胡蝶蘭には、幸せを運んでくる・純粋な愛という全種類共通の素敵な花言葉があります。おめでたいシーンやお祝いの席にピッタリで、新郎新婦の門出である結婚祝いには最適だといえるでしょう。
また、ピンクや赤い胡蝶蘭には「あなたを愛します」という個別の花言葉があったり、紅白色のリップ系もおめでたいイメージが持たれているので、白い胡蝶蘭以外では人気のある色になります。
胡蝶蘭の花言葉について、もう少し詳しく調べたい方は、こちらの胡蝶蘭 花言葉をご覧になってみて下さい。
優雅で華やかな見た目
胡蝶蘭が結婚祝いに贈る花として選ばれる理由に圧倒的な美しさがあります。優雅で華やかなその見た目は、高級感があり人の心を癒す力が宿っていると信じられてるからです。
胡蝶蘭という名前の由来も、「蝶々が舞い降りたような美しさ」から名付けられたとされていて、華やかで美しいたたずまいは、VIPな式典にも良く映えます。
花持ちの良さ
通常の花束などは、数日で花が萎れはじめるため、数日飾った後直ぐ処分することになりますが、胡蝶蘭は一月から二月、長ければ三カ月にわたって花を咲かせ続け、特に日持ちが良い花です。
長期間にわたって華やかな胡蝶蘭を楽しむことが出来るので、結婚祝いでも「末永く幸せが続くように」との思いを込めることができます。
手間が掛からないお手入れ方法とその寿命
花持ちの良さが挙げられる胡蝶蘭ですが、その寿命もながく長く20年、30年、ときには50年以上も生き続けるそうです。
お手入れ方法が簡単なことも喜ばれる理由で、極端な暑さや寒さには弱いものの水やり頻度も少なく時期を見て植え替えれば、花が散っても毎年新しい花を咲かせます。
胡蝶蘭の育て方やお手入れ方法などを詳しく知りたい場合はこちら⇒胡蝶蘭の育て方
胡蝶蘭の正しい植え替え方法はこちらです⇒胡蝶蘭の植え替え
香りや花粉の少なさ
胡蝶蘭は香りや花粉が少ないので、室内であっても置き場所を選びません。人が心地よく過ごせる気温と適度な湿度、直射日光などを避けられる場所であれば、花粉が飛び散ったり、ニオイが気になることもありません。
結婚祝で胡蝶蘭を贈る時のマナーまとめ
結婚祝いの花として胡蝶蘭を頂いた時のお返しや、逆に贈る際のマナー、胡蝶蘭が結婚祝いで喜ばれる理由や値段の相場など、それぞれに関してなるべく分かりやすくひとつずつお伝えしてきました。
胡蝶蘭が喜ばれるというのは知っていたけど、詳しい理由についてご存知なかったのであれば、少しはお役に立てたでしょうか。また、値段の相場やマナーについても押さえておきたい部分はお伝えしたつもりなので、実際に贈る予定があるのでしたら、ご参考になっていれば幸いです。
結婚祝に贈る胡蝶蘭はどこで買えば安心?
最近では胡蝶蘭のネット通販もかなり進化していて、ラッピング・立札・メッセージカードなど、結婚式に限らず、様々なシーンに合わせたものが無料サービスとして用意されています。分からない事があった場合も的確なアドバイスが貰えるので今では実店舗の花屋さんよりもおすすめな胡蝶蘭のネット通販が増えています。
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